ふきには食物繊維とカロリーが非常に少なくて、ダイエット効果を高めてくれます。

ふきは３月〜５月に収穫できるのですが、その後何度か収穫できてこの時期を楽しみにしています。今は季節を問わずスーパーでは一年中出回っているためふきダイエットが出来ますよね。

あの独特の苦味がたまりませんが、それと同時に「すじのはいったふ〜き」と歌われるほど筋がありますよね。それが食物繊維なわけです。

最初に収穫できるふきはそのまま食べることができますが、２回目、３回目となると徐々に強くなります。

蕗の薹のあとにはふきが出てきて裏庭には例年通り育ち収穫して料理をしたら、この食物繊維は只者では無いかと思い調べたらふきダイエットがあったんですね。

ならばダイエット効果が見込まれると思い詳しく紹介しますので、最後までお読みくださり、ダイエットに取り入れてみてくださいね。

ふきの名前の由来

ふきはキク科の多年草で、早春の３～５月にかけて花を咲かせ、ふきの花は「フキノトウ」と呼ばれて、春の味覚として多くの人に知られていますよね。

その昔、トイレットパーパーの代わりに植物の葉を用いそうで、ふきもその中の一つで、あの大きくて柔らかい葉なら十分にトイレットペーパーの代用になったんですね。つまり、「蕗の葉」はかつては「拭きの葉」だったということだったんです。

フキノトウの「トウ」は、菜っ葉などの花が咲いたときに言う「トウが立つ」のトウのことで、長く伸びて先端に花を付ける茎を指しているんです。

他にも、冬に黄色い花が咲くので、「冬」「黄」で、ふきという名がついたと言われています。

古い民間療法で使われていた

古い民間療法では、ふきの葉や根の部分を煎じて風邪薬として服用したり、生の葉を切り傷や虫さされの外用薬として用いたと伝えられています。

そしてふきの根茎を乾燥したものが、生薬の蜂斗菜（ほうとさい）で、解毒や咳止めに用いられていました。

生薬の蜂斗菜（ほうとさい）は、夏から秋に根茎を掘り採り水洗いして乾燥させたものをいいます。

さらにふきは鎮咳や去痰としても用いられ、根茎に含まれているセスキテルペン化合物は、リンパ球性白血病細胞に対して抑制作用を示すことが認められています。

薬膳としてのふき

薬膳には「五気」というものがあり、植物分類の基礎理論です。「寒」「涼」「平」「温」「熱」の5つの性質を表され、ふきは「温」に分類されます。

• 寒…身体を冷やす食べ物、鎮静作用・消炎作用があり高血圧の人やのぼせやすい人が摂るべきもの
• 涼…寒より作用が弱いが身体を冷やす食べ物、鎮静作用と消炎作用あり
• 平…身体を冷やしたり温めたりする作用がない食べ物
• 温…身体を温める食べ物、興奮作用があり冷え性の人が摂るべきもの
• 熱…温よりさらに身体を温める食べ物、冷え性の人に加えて貧血の人も摂るべきもの

したがって、寒い時期には「温」「熱」のものを、暑い時期は「寒」「涼」ものを食べるといいでしょう。ふきは「温」に分類されるため、冷え性の人や寒い時期に食べることで身体を温めてくれるんです。

北海道のフキが大きい理由

ひとつの理由は、北海道の気候が影響している可能性があります。北海道は、厳しい冬があり、夏は短いですが、比較的温暖な気候が続きます。このような環境下では、フキの生育に応じた環境が整っていると考えられます。

また、北海道の土壌がフキの生育に適しているということもあります。北海道は、火山灰や風化物などの滞留物が多い地域で、これらの土壌は栄養素が豊富であり、フキの生育に適していると言われています。

さらに、北海道のフキは栽培されることが多く、肥料や栽培方法によっても大きさが変わってきます。栽培者がフキを育てる上での努力が、大きなフキを生み出すことにつながる可能性につながりがあります。

これらの要因が複合的に影響し、北海道のフキが大きくなる理由と考えられます。

ふきがダイエットに効果がある理由

ふきには、ダイエットに効果的な栄養素が含まれているため、ダイエットに効果があるとされています。

まず、ふきには食物繊維が豊富に含まれています。食物繊維は、腸内環境を整え、便秘を改善する効果があるとされています。

また、食物繊維は腹持ちがよく、食べ過ぎを防ぐ効果もあります。 ふきには特に多量の水溶性食物繊維が含まれており、水分をたっぷり含んで満腹することで満腹感を与える効果があります。

さらに、ふきには低カロリーであることが特徴的です。100g当たりのカロリーは、わずか16kcal程度しかありません。そのため、食事のカロリーを減らすことができます。

鉄分などの栄養素もダイエットに役立ちます。ビタミンCには、脂肪燃焼を促進する効果があるとされています。また、電解液は体内の余分な水分を排出し、むくみの改善に役立ちます。鉄分は代謝を促進する働きがあるため、エネルギーを消費する効果も期待できます。

ただし、ふきにはオキシトリンという成分が含まれており、大量に摂取すると下痢や腹痛を引き起こす場合があるため、適量を守って食べるようにしましょう。べき食材とされているため、注意が必要です。

ふきの栄養素

ふきには、以下のような栄養素が含まれています。

ビタミンC

フキ100g中には約44mgのビタミンCが含まれています。ビタミンCは、免疫力の向上や美肌効果、疲労回復などに効果があります。また、フキはビタミンCが豊富な野菜の一つであり、他にもレモンやキウイフルーツ、カボチャなどにも含まれています。

カリウム

フキ100g中には約280mgのカリウムが含まれています。 カリウムは、体内のさらなる水分を排出し、むくみの改善に役立ちます。他にも、バナナやアボカド、さつまいもなどにも多く含まれています。

鉄分

フキ100g中には約0.5mgの鉄分が含まれています。鉄分は、貧血の予防や代謝を促進する効果があります。

カロテン

フキ100g中には約270μgのカロテンが含まれています。カロテンは、抗酸化作用があり、体内の老化の原因となる活性酸素を除去する働きがあります。

皮膚や粘膜の健康維持にも役立ちます。他にも、にんじんやかぼちゃ、トマトなどにも多く含まれています。

食物繊維

フキ100g中には約2.5gの食物繊維が含まれています。食物繊維は、腸内環境を整え、便秘を改善する効果があります。

腹持ちがよく、食べ過ぎを防ぐ効果もあります。また、コレステロールや中性脂肪の吸収を抑え、動脈硬化の予防にも役立ちます。しています。

オキシトリン

フキに含まれるオキシトリンは、食欲を抑える効果があるとされています。また、脂肪の燃焼を促進する働きもあると言われています。ます。

フキには、これらの栄養素が豊富に含まれていて、健康維持や美容に役立つ食材として注目されています。 ただし、フキに含まれるオキシトリンによって下痢や腹痛が起こる場合があるため、適量を守って摂取するようにしましょう。

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ふきの苦味はどう体に影響するのか？

ふきの苦味成分には、主にセスキテルペンラクトンと呼ばれる化合物が含まれます。この化合物には、抗がん作用や抗炎症作用があるとされています。また、消化器官への刺激を与えることから、食欲を促進し、胃腸の働きを活性化する効果もあります。

セスキテルペンラクトンは、ふきが消化されるとグルクロン酸と結合して代謝され、その過程で肝臓で解毒されます。このため、適量を摂取した場合には体内に健康に良い影響を与えると考えられています。

ですが、ふきの苦味成分を摂り過ぎると、消化器官に負担がかかってしまいます。 消化不良や胃腸の不快感を引き起こします。 また、個人差があるため、アレルギー反応を引き起こすこともあります。そのため、ふきを食べる場合には適量を守り、自己責任で摂取することが必要です。

なお、ふきの苦味成分は、一般的には加熱することで分解されます。そのため、ふきを加熱して食べることで、苦味成分の影響を緩和することができます。苦味が失われるため、加熱の程度にも注意が必要です。

ふきはアク抜きしたほうがいい理由

ふきはアク抜きをしなくても食べられますが、えぐみが前にでてしまい美味しく食べることができません。

無理して食べることも出来ますが、「天然毒」のピロリジジンアルカロイドという成分が含まれていてオススメできません。

これはふき自身が昆虫などに食べられないように自己防衛手段として体内に溜め込んでいるためで、人間でも一度にたくさん食べてしまうと肝臓にダメージを与えれしまう可能性があるそうです。

この毒素は水に溶けやすので、料理する前にアク抜きをしておけば、取り除くことができます。

ふきには、ピロリジジンアルカロイド以外に、苦味やえぐみなどいくつか含まれているため、これらも水に溶けやすいのでアク抜きするのをおすすめします。

ふきで便秘解消するの？

フキに含まれる水溶性食物繊維は、水に溶ける性質を持っています。腸内で水分を吸収して膨張し、腸内の通りをよくする作用があり、このため、便秘に解消効果があります。

また、フキに含まれる食物繊維は、善玉菌のエサになり、腸内の善玉菌を増やす効果も期待できます。ことができます。

ただし、食物繊維は一度に大量に摂取すると、腹部不快感や下痢を発症します。ですので、フキを含む食材を摂取する場合は、摂取量を少量から始め、徐々に増やしていくようにしましょう。

また、食物繊維を摂取する場合は、十分な水分を摂取することも大切です。 水分不足になると、便が硬くなって排便が困難になる場合があります。

 

ふきダイエットのやり方

ふきダイエットは食事でふきを食べるだけのダイエット方法になります。

食事をふきのみにするのではなく、いつもの食事にふきをプラスするだけでOKなので手軽にできます。

ふきは食物繊維が含まれているため、食べ応えがあり少量でも満足感が得やすい食材です。そのため、食事の最初にふきを食べてお腹が満たされると、その後の食事の量を無理なく抑えることができます。

食べる量

ふきを食べる量は特に決まっていませんが、1日100g以内に収まるように食べるといいでしょう。

食べるタイミング

1日の中で夕食の摂取カロリーを減らすとダイエットが成功しやすくなります。

夜寝る前に食べると、食物繊維が胃や腸の負担となる場合があるのでおすすめできません。

フキのダイエット効果のある料理

以下では、それぞれの料理について詳しく説明していきます。

フキのお浸し

フキを薄切りにして、だし汁や醤油などで味付けしたお浸しは、低カロリーで食物繊維も豊富なので、ダイエット中の食事にぴったりです。

フキの卵とじ

フキを薄切りにして卵とじにすると、低カロリーなのに満足感が得られる食事になります。

フキと豚肉の炒め物

フキと豚肉を一緒に炒めることで、栄養バランスの良い低カロリーのメインディッシュを作ることができます。

フキには食物繊維が豊富に含まれており、満腹感をもたらす効果があります。

また、豚肉にはタンパク質が豊富に含まれているため、筋肉を増やすことができます。 筋肉量が増えることで、基礎代謝が上がり、ダイエット効果が期待できます。 油を控えめにすることでカロリーを抑えることができます。

フキとしいたけのスープ

フキとしいたけを使ったスープは、低カロリーでありながら栄養価が高く、ダイエット中の方におすすめです。

また、しいたけにはβグルカンが含まれており、腸内環境を整える効果があります。腸内環境を整えることで、代謝が良くなり、体脂肪を燃焼させます。

スープの場合は、野菜をたっぷりと入れ、塩分を控えめにすることで、カロリーを抑えることができます。

フキとわかめのサラダ

フキとわかめを使ったサラダは、低カロリーでありながら食物繊維やミネラルが豊富で、ダイエットにぴったりの一品です。

また、わかめにはカルシウムや鉄分、ヨウ素などが含まれており、代謝を促進する効果があります。 ドレッシングには、オリーブオイルやレモン汁などを使うと、カロリーを抑えながら美味しく食べることができます。

フキの味噌汁

フキを使った味噌汁は、低カロリーでありながら、栄養価が高くダイエットにも効果的です。

フキの保存方法

フキの冷蔵保存

冷蔵保存ならふき特有の食感をキープできるのでおすすめです。

ゆでて皮をむいたふきを使いやすい長さ（5cm程度）にカットし、保存容器にひたひたの水とともに入れる。毎日水を替えるのが、ふきの緑色をきれいに保つコツ。冷蔵庫で約1週間保存可能。

フキの冷凍保存

長期保存したいときは固めに茹でて冷凍保存で約1ヶ月保存できます。

1. フキをゆでて皮をむいておく。表面の水分をペーパータオルで拭き取る。基本のゆで時間よりも短くゆで、少しかためにするのがポイント（細いふきで1分、太いふきで3分）。粗熱がとれたら、表面の水分をペーパータオルで拭き取る。
2. 小分けにラップし、冷凍用保存袋に入れて急速冷凍し、ラップで小分けに包む。冷凍用保存袋に入れ、金属製のバットにのせて急速冷凍する。冷凍庫で約1ヵ月間保存可能。

解凍方法・使い方

冷凍したふきは繊維の食感が若干強くなるため、煮物などがおすすめ。凍ったまま煮物や汁物に加えて調理する。

調理してから冷凍も可能

調理後に冷凍する方法。伽羅蕗のようにしっかりと煮詰めてから冷凍すれば、食感も美味しさもキープできます。

そのまま冷蔵庫で解凍して食べたり、凍ったまま刻んで炊き込みご飯の具にしたり、煮物などにも応用できたりと使い勝手もいいです。

調理済みのふきを小分けにしてラップに包む。冷凍用保存袋に入れ、金属製のバットにのせて急速冷凍。

まとめ

いかがでしたか？

ふきの食物繊維が便秘解消してくれるため、それがダイエットには大きく影響しますね。

料理してみて気づいたのが、今年、初物でしたので柔らかいと思いアク抜きをしなかったら強くて、改めてアク抜きは必要だと実感しています。

ふき自身に天然毒があるって正直驚きましたが、たくさん食べなくてもこれからはアク抜きをしようと思いました。

そして、ダイエットなら、それに水分を多めに取ることが大切になりますね。

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